2011年4月15日

住友金属、災害損失600億円

 住友金属工業は14日、東日本大震災で設備被害を受けた鹿島製鉄所の減産に伴う販売減少などにより、2011年3月期連結決算で約20億円の減益影響が発生する見込みであると発表した。

 全設備稼働完了までの原状回復費用(4月以降に発生が見込まれるものを含む)、固定資産の減失損失のほか、本年3月中に発生した鹿島の減産による操業度損失など、連結で約600億円の災害損失を11年3月期に特別損失として計上する予定。3月の減産影響は鋼材ベース計画対比で34万トン。鹿島は5月末までの平常稼働復帰を目指し、復旧を進めているという。