2011年4月18日

復興需要 東北、本格化は1年後

 東日本大震災から徐々に復興も進んでいるが、東北エリアでは復興に絡む本格的な鋼材需要が動きだすには1年程度かかるとの見方が広がっている。

 現在は仮設住宅建設に関連する軽量形鋼、鋼管類、がれきの一時保管に使用する敷板や鋼矢板などの需要が主体となっているものの、宮城県など仮設住宅建設は資材不足、人手不足で建設に時間を要するほか、がれき撤去も保管場所確保が難航している。このため復興に向けた異形棒鋼、H形鋼など建設用鋼材の需要に移行するのは、数カ月から1年程度先になるとの見方だ。

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