2011年4月20日

電力問題、抑制・供給両面で協力/放射線対策も 鉄連

 日本鉄鋼連盟の林田英治会長(JFEスチール社長)は19日の定例会見で、東日本の夏季電力供給不足懸念に対して「鉄鋼業界として、電力消費抑制と電力供給の両面から、最大限に協力していく」スタンスを表明した。

 放射性物質に係る風評被害については、鉄スクラップの荷受け段階と製鋼段階でのダブルチェックの徹底を、加盟各社に推奨するなどの対応策を説明。需給関連では「震災による3月の鉄鋼生産影響は、100万トン弱と推測している。本格的な復興需要は夏以降になる」などの見通しを示した。

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