2011年4月25日

新日鉄、武鋼とブリキ製造合弁

 新日本製鉄は22日、中国国営の武漢鋼鉄(集団)と合弁で、中国にブリキ製造会社を設立すると発表した。新会社は湖北省武漢市の武漢鋼鉄の製鉄所敷地内で、年産能力40万トンの連続焼鈍ラインと20万トンのめっきラインを新設し、2013年夏に稼働開始する。

 中国でブリキを販売するほか、新日鉄の拠点などにブリキ原板を供給する。母材は武漢から調達し、新日鉄初の中国で調達、生産、販売する拠点となる。フル稼働後に年間売上高25億元(約300億円)を見込み、新日鉄は事業収益を得るとともに、武漢に技術を提供する。