2011年5月20日

普通鋼受注、10年度6%増7126万トン/震災影響、3月内需は減

 日本鉄鋼連盟が19日発表した用途別受注統計によると、3月の普通鋼鋼材受注は前年同月比3・5%減の605万6000トンだった。東日本大震災による自動車や産業機械用の受注停滞で、内需が3・5%減の381万5000トンに減少。輸出はアジア市場の調整局面入りで3・4%減の224万1000トンにとどまった。

 3月の内需は、震災影響で自動車用が19%減の62万5000トンに落ち込み、産機用は5・4%減の13万8000トン、電機用も6・5%減の14万1000トンにそれぞれ減少。この結果、製造業向けが7・3%減の172万トンとなり、建設向けも2・5%減の97万2000トンにとどまった。