2011年6月13日

高炉薄板、ひも付き交渉大詰め

 高炉メーカーが自動車、電機、建材メーカーなどと進めている本年度上期(4―9月)の薄板ひも付き価格交渉が、大詰めを迎えている。東日本大震災によって本格的な交渉開始が4月にずれ込むなどしたが、ここにきて7―9月の原料価格がまとまってきたことから、最終調整に入っているもの。

 各企業の相対交渉のため、高炉メーカー、需要家ごとにばらつきがあるものの、おおむね昨年下期に比べトン当たり1万3000―1万7000円の値上げを軸に、話し合いが進められているようだ。すでに一部では合意したケースもあり、今月内にはほぼ決着する見通しだ。