2011年6月27日

大手商社、中国で投資増 拠点の新設続々

 鉄鋼需要の拡大が続く中国で大手商社が投資を増やしている。三井物産は薄板加工合弁の宝井鋼材グループの拠点増設を検討。メタルワンは今秋に湖南省と江西省でコイルセンター(CC)、武漢で建材加工センターを新たに建設する。伊藤忠丸紅鉄鋼は磨帯鋼の製造に乗り出し、住友商事とJFE商事は既存CCの増強を決めた。

 経済発展とともに日系需要家が進出する内陸部への投資がテーマとして浮上。現地調達ニーズや中国系需要家の開拓に向けた中国製鋼材の扱いも、より活発化しそうだ。