2011年6月30日

鉄スクラップ市況、こう着ムード=輸出、製品需要が停滞

 国内鉄スクラップ市況は、こう着感を強めている。電炉最大手の東京製鉄が、29日入荷分からの鉄スクラップ購入価格を引き上げたが、大半のメーカーは購入価格に対し様子見姿勢を示している。「需給はおおむね均衡を保っているものの、輸出の伸び悩みや製品需要の停滞が解消されないと、鉄スクラップ市況は上向かない」(流通筋)という。

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