2011年7月8日

伊藤忠丸紅、海外CC能力500万トンに

 伊藤忠丸紅鉄鋼は、中期3カ年計画最終年度の2011年度と12年度からの新中計内に、海外のコイルセンター(CC)の加工能力を約25%増の年間約500万トンに引き上げる。自動車メーカーなど需要産業の海外生産の拡大に対応するため。すでにタイとインドネシアのCC増強に着手し、中国でも東北部のCC拡張を検討。国内と合わせ650万トン規模に増える見込み。

 11年度の投融資額は前年比1・5―2倍の300億―400億円を計画。10年先を見据えた事業投資を進め、収益力を高める方針。