2011年7月21日

韓・東国製鋼、厚板の高級品戦略を加速

 韓国の東国製鋼は、厚板製品の高付加価値化を急ぐ考えだ。唐津工場で熱加工制御(TMCP)や米石油協会(API)規格品など高付加価値品の生産比率が、7月は48%に達する見込み。年間では目標としていた50%を上回るとみている。

 浦項工場では第2厚板ミルにTMCP設備を導入する高級化投資を年内に決める運び。韓国の造船メーカーが海洋構造物シフトを進める中で、高級品需要が高まっており、製品構成を改善することで中国の汎用品との差別化戦略を強化する方針。

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