2011年7月25日

大阪、鉄スクラップ相場下落 1カ月ぶり

 大阪の鉄スクラップ相場が6月中旬以来、約1カ月ぶりに下落した。同地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は、指標品のH2でトン当たり3万6500―3万7000円前後と高値が切り下がった。東京製鉄が先週中に鉄スクラップ買値を引き下げたことに加えて、定期炉修などで地区内電炉粗鋼生産が6月に比べて2万―3万トン減少する見込みとなっており、市中でも下げ観測が強まっていた。