2011年8月15日

東北被災地、復興ペース遅れる

 東日本大震災から5カ月余りが経過したが、沿岸部をはじめ東北の被災地での復興のペースは遅い。仙台市は南部沿岸部の被災した住宅地を県道塩釜亘理線を土盛りし、これより内陸側の高台に移転する職住分離を提案するなど2016年度まで5カ年の復興ビジョンをまとめたが、なお時間を要する状況だ。宮城県も10カ年の計画を策定したが、いずれも国によるグランドデザインが示されていない中で、予算確保にも制約があり、実現には困難を極める。

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