2011年8月16日

関東地区の普通線材製品、夏枯れ 弱気配漂う

 関東地区の2011年上期の普通線材製品市況は、おおむね上昇基調で推移した。1―2月にかけて陥没価格の是正が進み、3月の東日本大震災で一服したものの、その後5―6月には原料高を反映して流通店売り価格は切り上がった。一方、足元の相場は「夏枯れ」の様相を呈しており、秋需を控えた状況ながら市況が弱含みに転じる懸念が底流している。輸入製品の入着増も、需給緩和につながっているもよう。

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