2011年8月17日

兼松、北米の取引基盤強化 アジアも新拠点検討

 兼松は、北米で鋼材のサプライチェーン構築を目指す。メキシコでの日系家電工場向け需要の拡大などを受けて、加工拠点を含めた物流機能を需要家に提案し、供給網を確立したい考え。

 現在、北米向けにステンレス鋼材や自動車弁ばね用線材、油井管の輸出を行っているが、市場との連結を強め、取引基盤を固める。7月には北米の駐在員を1人増員。アジアやインドでも鋼材加工・部品製造拠点を検討しており、海外投資をテコに事業の成長を図る。

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