2011年8月18日

寺岡、東北に進出 船舶・建築物の解体で復興支援

 船体ブロック加工や環境事業を手がける寺岡(本社=広島県呉市)は25日、仙台市に事業拠点を開設する。現地の海洋土木工事業者から注文を受け、東日本大震災で使えなくなった船や被災した建築物の解体、がれきの撤去作業を行う。洋上作業用の台船の受注にもつなげる。

 今後、被災地で廃棄船の処理や建築物の解体需要が高まることから、岩手、宮城、福島の3県をエリアに営業展開する。現地企業と連携して需要を取り込み、自社が持つ事業ノウハウを生かして復興を支援したい考え。