2011年8月19日

普通鋼電炉、7―9月生産増加へ 建築需要が回復

 普通鋼電炉メーカーの7―9月生産は、前年同期比でプラスとなり、10年7―9月実績(392万8579トン)を超えて、400万トン台に乗せる可能性も出てきた。

 東日本大震災の影響や、電力不足と夏季炉休があり、各地区でマーケット動向にバラツキがみられるものの、首都圏で再開発プロジェクトが動きつつあり、超高層マンションや、湾岸エリアを除く中小物件を中心に、新築マンション需要が回復する見通し。また、トラックや建産機向け中小形形鋼も、生産増が期待できることから、7―9月の生産は前年同期比プラスが予想される。