2011年8月29日

住金スチール、溶銑比率ゼロ化実施

 住金スチールは抜本的な収益改善の対応を進め、今期(2012年3月期)黒字転換を目指している。本社・和歌山事業所の原材料使用では、一昨年段階で30%だった溶銑比率を順次引き下げ、4月からはゼロとし、上級スクラップの使用を増やしている。今後も高炉内電炉というインフラの強みを生かし、原材料の状況によっては溶銑使用を再開するなど、原材料のフレキシブル対応を図る。また、同事業所の老朽化対策と製鋼の生産性向上のため、電炉の炉殻を更新する計画。