2011年9月15日

インドで建設相次ぐ 電磁鋼板拠点

 インドで国内外の鉄鋼メーカーによる電磁鋼板工場の建設が相次いでいる。国営鉄鋼最大手のスチール・オーソリティ・オブ・インディア(SAIL)はこのほど、方向性電磁鋼板の開発に着手すると発表。外資では韓国POSCOと台湾・中国鋼鉄が、それぞれ無方向電磁鋼板の工場を2013年に建設する。

 エネルギー効率向上のニーズが高まり電磁鋼板の需要が急増。海外ミルが供給拠点を先行して築くとともに、国内ミルも国産化を急いでおり、市場獲得競争が激化しそうだ。