2011年9月21日

8月全国粗鋼891万トン 前月比3%減

 日本鉄鋼連盟が20日発表した8月の全国粗鋼生産量は、前月比2・7%減の890万8000トンだった。自動車向け中心に内需の回復は続いているが、電炉粗鋼が夏季減産で5・6%減少し、高炉メーカーも輸出抑制などの生産調整で1・9%減少した。前年同月比では0・1%増と6カ月ぶりにプラスに転じたが、これは1年前に一部高炉の設備不調による減産という特殊要因があったためで、震災前の生産水準には戻っていない。