2011年9月26日

「新日鉄住金」統合効果1500億円超 合併比率1対0・735

 新日本製鉄と住友金属工業は22日、来年10月1日に経営統合することに合意し、統合基本契約を締結したと発表した。統合会社は社名が新日鉄住金(株)、本社を東京都千代田区にある新日鉄本社に置く。新日鉄が存続会社となり、合併比率は1対0・735とする。

 経営資源結集によるグローバル展開加速で、年産6000万―7000万トン規模の「総合力世界ナンバーワンの鉄鋼メーカーを目指す」(宗岡正二・新日鉄社長)。統合会社は経営統合3年後をめどに、年率1500億円以上の統合効果を引き出し、「ROSで10%を超えていく収益構造を確立する」(友野宏・住友金属社長)方針だ。

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