2011年10月7日

ステンレス、Ni系冷薄ジリ安続く

 関西地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況は、LMEニッケル価格の断続的な下げを背景に、ジリ安が続いている。

 自動車関連生産の回復など需要の好転材料も出てきている一方、先安ムードが台頭していることや、円高環境による需要の海外流出、割安な外材流入に拍車を掛けるなど、足元の荷動きの悪さが目立つ。市中相場はSUS304ベースサイズ(2ミリ)がトン当たり32万円どころ中心で、「当面は軟調推移が続くのでは」(関係筋)との見方が多い。

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