2011年10月12日

日本鉄鋼企業にも影響 タイ洪水

 タイの洪水被害がバンコク北部の工業地帯に広がり、日本の鉄鋼関連企業にも影響が出ている。住金物産が出資するロジャナ工業団地(アユタヤ県)は、9日に避難勧告を発令。同団地に工場を構える住友金属工業系のタイスミロックス社などが避難し、事態を見守っている。

 日本の鉄鋼関連企業の多くはタイ東南部に工場を持ち、現時点で洪水は及んでいないが、一部日系自動車や部品メーカーが工場の操業を停止しており、日本からのKD部品や鋼材の輸出など、間接的な影響が懸念されている。