2011年10月24日

ステンレスNi系冷薄市況、下落に歯止め利かず

 関東地区のニッケル系ステンレス冷延薄板の店売り市況は、ジリ安傾向が続き下落に歯止めがかからない状況だ。足元ではトン1万円程度下がり、SUS304ベースサイズ(2ミリ厚)がトン当たり31万円どころとなった。

 原料先安観による需要家サイドの買い控えが長引き、流通の在庫調整がなかなか進展しないのが実情。状況が好転する要素は今のところ見当たらない。実需低迷、輸入材増加などにより当面、この基調は続くとみられる。

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