2011年11月1日

ウインファースト、11月販価を据え置き

 三興製鋼と向山工場の細物小棒共同販売会社、ウインファースト(本社=東京都中央区、鈴木史郎社長)は、11月の販売価格をトン当たり6万5000円とし、10月から据え置いた。10月受注は前年同月比37%増、出荷は同7%増と堅調。一方、10月末の契約残は2・9カ月と高水準を維持している。

 「鉄スクラップ価格が急激に下落し、需要家、商社から価格改定要請が出ている。先行きの動向は不透明だが、スクラップ価格が今後反騰する可能性もあり、あくまでもメーカーとして再生産可能な価格を維持する」(鈴木社長)と、販売価格を据え置いた。