2011年11月15日

東北地区の建設分野、職人不足が深刻化

 東日本大震災後、復旧が進む東北地区で鉄筋や金属屋根など建設関連分野の職人不足が深刻化し始めた。

 震災前から工事の減退と低賃金などを背景に、職人の数は減少してきたが、復旧に絡む工事の増加を受けて、人手が足りず、工事そのものに支障を来すケースも出てきた。職人に加え、がれきなどを搬送する際に、輸送車両も不足し、宮城、岩手県外から導入する事例も増えている。鋼材販売に関連して、職人やダンプの手配も要請され、手配できない場合、鋼材発注にも影響しかねないという懸念も広がっている。