2011年11月16日

神戸製鋼、中国線材加工5割増強

 神戸製鋼所は15日、7億1000万円をかけて中国浙江省の特殊鋼線材二次加工拠点、神鋼特殊鋼線(平湖)(KSP)の加工能力を増強することで合弁相手の神鋼商事、大阪精工、名北工業と合意したと発表した。

 伸線機2基、熱処理炉1基を増設、2012年7月から稼働し、能力を1・5倍に増やす。従来の冷間圧造用(CH)ワイヤーの増強に加えて、軸受鋼ワイヤーの製造に乗り出す。自動車関連需要家の現地調達需要が今後高まると見て増強し、15年度をめどにCHワイヤー、軸受鋼ワイヤーをそれぞれ月1000トン上乗せする計画だ。