2011年12月8日

東京製鉄、四国で全品種在庫も

 東京製鉄は7日に本社内で記者会見を開き、今村清志・取締役営業本部長が来年3月末で高松工場の生産停止を決めた経緯などを説明した。

 今村取締役は「高松工場は1961年に土佐電気製鋼所高松工場として操業開始した古い工場で、生産設備は老朽化していた。国内建設マーケット状況を考慮した場合、新規設備投資を行うという選択肢はなく、品種構成上、建材・条鋼から鋼板類にシフトしている中、至近2年間は赤字操業が続いていたのでタイミングを探っていた。操業を停止して原料、人的資源を他工場に振り向けることで効率的に操業できると判断した」と述べた。

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