2011年12月19日

台湾鉄鋼大手、11月業績 急速に悪化

 台湾の大手鉄鋼メーカーの業績が、11月に急速に悪化した。最大手の中国鋼鉄(CSC)は税引前利益が5億7600万台湾ドル(約15億円)と前月比47・9%減り、7カ月連続減。電炉大手の豊興鋼鉄も47・6%減と大幅に減少した。売上高は前月比で2社が2桁減。原料価格が高止まりする中、需要の減速と海外ミルの供給増で国際市況が低下した。

 欧州債務危機や中国の経済調整の影響で需要の停滞が続き、CSCでは1―2月国内販価を引き下げており、低収益の状況がしばらく続きそうだ。

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