2011年12月29日

普通鋼材、輸入460-470万トンに拡大

 2012年の普通鋼材の輸入量は460万―470万トンと、11年比20―30万トン増える方向だ。国内の鉄鋼需要は縮小が進むものの、円高定着やアジアミルの増加する供給能力を背景に、ユーザーは購買のグローバル化を加速させている結果、11年以上にコンスタントに入着するのは確実な状況。入着品種は鋼板類が中心となるが、鋼板類もめっき製品や電磁鋼板など、付加価値の高い製品についても増加が懸念される上、条鋼品種も中国、韓国の需給動向によっては大幅に増える可能性が強いと輸入業者ではみている。