2012年1月5日

鉄鋼トップ 年頭あいさつ/林田英治・JFEスチール社長/危機こそ平常心で

 第4次中期計画の基本となる10年後にありたい姿は「世界有数のグローバル鉄鋼サプライヤーとして広く認知され、世の中に誇れる会社」。ブランド力を確立し、確固たる収益基盤を築いていかなれけばならない。

 4次中計の初年度にあたる本年の重要課題は、一つ目が「グローバル鉄鋼サプライヤーとしての地位を一層高めること」。

 二つ目は「技術において常にトップを走ること」。

 三つ目は「グループ総合力の発揮」。

 四つ目が「徹底した業務の見直し」。メリハリの効いた仕事の仕方を追求し、明確な目標と目的意識を持って取り組んでほしい。

 世界経済構造変化の過渡期であり、鉄鋼業にも危機が迫っているが、危機こそ平常心で臨まなければならない。原点に立ち返り、腰を据えて危機に挑戦してもらいたい。