2012年1月23日

全国粗鋼生産11暦年、1億トン台維持

 日本鉄鋼連盟が20日発表した2011年の全国粗鋼生産量は、前年比1・8%減の1億760万トンと2年ぶりに減少したが、1億トン台を2年連続で維持した。東日本大震災、超円高などによる輸出減・輸入増、タイ洪水影響が重なり、輸出依存度が高まっている高炉メーカーの生産が減少、一方、電炉メーカーは内需の回復に支えられ生産を増やした。

 炉別生産は、転炉鋼が3・5%減の8274万トン、電炉鋼は4・2%増の2485万トン。電炉鋼比率は23・1%と1・3ポイント上昇した。

 鋼種別は普通鋼が2%減の8320万トン、特殊鋼は1・1%減の2439万トン。

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