2012年1月23日

関西形鋼扱い流通、価格転嫁に注力

 関西地区の形鋼類扱い流通は年明け以降、メーカーの1月販価値上げ分の価格転嫁に力を入れている。堅調な需要動向を背景に、値上げ浸透を図りたい考えだ。

 昨年11月以降軟化傾向が続いた形鋼類市況は、鉄スクラップ価格の上昇や、電炉メーカー各社の値上げ表明などを受けた扱い流通の安値回避により、昨年末までに下げ止まったが、メーカーが値上げした分の売り値への転嫁は、現在に至るまで実施できていない。このため、流通は年初以降、業者により時期は多少異なるものの、値上げの浸透に乗り出している。

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