2012年1月30日

世界建機市場、11年度2%減に緩和

 日立建機が試算した2011年度の世界の油圧ショベル市場(中国メーカー含まず)は、けん引役の中国で急ブレーキがかかったものの、インドネシアなどの新興国、経済が回復基調をたどる米国、復興需要が出始めた日本などがカバーし、22万4000台と対前年度2%減に落ち込みが緩和されたと見る。

 リーマン・ショック後の08―09年度は年間15万―16万台まで落ち込んだが、10年度は中国の躍進で23万台に急回復。12年度は先行き不透明なため、「春節明けの動向を注視している」(三原新一執行役専務)という。