2012年2月2日

神戸製鋼、通期 経常益7割減250億円

 神戸製鋼所は1日、2012年3月期連結経常利益が前期比71・9%減で、従来予想の5割減となる250億円にとどまる見通しだと発表した。同時に発表した11年4―12月期経常利益は前年同期比36・4%減の501億円。1―3月期は鉄鋼、アルミ・銅事業が下振れるため251億円の経常赤字となる見通し。4―12月期の当期純利益は、138億円の投資有価証券評価損もあって前年同期比73・3%減の125億円に減少。200億円の黒字を予想していた12年3月期の純損益は前期の529億円の黒字から100億円の赤字に転落する。期末配当(中間1円)は、「不透明要素が多いため未定」(藤原寛明副社長)としている。