2012年2月9日

NSSC・光、圧延準備ライン集約 新鋭化で生産性2倍

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は8日、光製造所薄板工場の圧延付帯設備を集約・新鋭化し、このほど営業運転を開始したと発表した。

 老朽化した圧延準備ライン(コイルビルドアップライン)3基を廃止し、新たに1基を新設したもので、熱間焼鈍酸洗工程との生産連動化により、薄板製品の一貫納期競争力が強化される。旧設備の機械部品を一部流用・改造しつつ、新型レーザー溶接技術および自動化設備を導入。生産性が従来比2倍以上となった。工場内レイアウトの変更により、物流の効率化にも寄与する。ラインの故障や操作ミスなどが発生した際に、常に安全側に作動する設計も取り入れ、安全面にも配慮した。

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