2012年2月10日

日本電工、海外工場新設 年内にも具体化

 日本電工は海外合金鉄工場の新設を、年内に決める方針だ。内外企業との合弁事業として、シリコマンガンなど複数の品目で、年産30万トン強の工場を新設する方向で検討している。

 立地はアジア地域でほぼ絞り込んでおり、詰めを急いでいる。年内に決断すれば、建設を経て、2013年後半にも立ち上がる運び。円高で収益が悪化する中で、課題だったシリマンなど海外で生産拠点を整備し、アジアの需要を捕捉する成長戦略を描く。