2012年2月10日

大阪・鉄スクラップ、市況2カ月ぶり上伸

 鉄スクラップ市況が大阪で、約2カ月ぶりに上昇局面を迎えている。地区内で実施された鉄スクラップ共同輸出入札で、先週3日の関西鉄源連合会、今週8日の大阪金属リサイクル工業協同組合とも、成約価格が地区電炉買値を上回ったことで市中に底値感が台頭。

 メーカーの鉄スクラップ入荷が停滞し始め、今週に入り、「実勢値上げや、特別契約などの個別対応が出始めた」(流通筋)ほか、9日入荷分から岸和田製鋼が一律トン500円買値を引き上げた。