2012年2月10日

建築用めっき鋼板、春以降の荷動き期待

 国内の建築用めっき鋼板需要は、3―4月以降の荷動き増に対する期待が高まっている。流通やメーカーによると、2012年度の住宅着工は近年実績と比べて堅調に推移する見込み。積雪地は豪雪で例年よりも冬場の荷動きが停滞しているが、雪解け以降に屋根や外壁の補修需要が出るとみる。一方で非居住物件向けは国内外の材料との競争が激しい。市況は弱基調で推移しており、荷動きの増加とともに市況が軟化しかねないとの警戒感も強い。