2012年3月12日

構造用鋼、ジリ安展開

 関西地区の構造用鋼市況は需給とも不透明感が強く、弱基調で推移している。特殊鋼メーカーの販価引き下げや、一部輸入材の影響などから、月内にもう一段下落し、市中相場は機械構造用鋼(SC、丸鋼)で、トン当たり12万円どころ中心に向かうものとみられる。

 関東地区の構造用鋼市況も弱含みが続いている。流通に入る製品も値下がりしている上、需給バランスが緩んでいることもあり、市況も下げ余地が大きくなってきているのが実情だ。足元、機械構造用炭素鋼(SC、丸鋼)はトン12万5000円どころだが、一部では安値も散見される。