2012年4月9日

鉄鋼市場に上振れ要素 新年度の出足順調

 2012年度がスタートしたが、鉄鋼市場においては、国内の建設や自動車生産が堅調で、東日本大震災復興プロジェクトも一部で顕在化し始めるなど、需要面ではまずまずの立ち上がりとなった。行き過ぎた円高の修正で、輸出環境は最悪期を脱しつつあり、消費税増税を見越した住宅や乗用車の駆け込み需要が見受けられるなど、上振れ要素も出ている。