2012年4月10日

東京地区の針金、上伸材料に乏しい

 針金は横ばい推移。市中価格は4ミリがトン当たり19万円、2ミリが21万円中心となっている。土木工事関連の出荷が端境期を迎え低調に推移する一方、首都圏で建築案件が活発に動くなど需要面は強弱まちまち。震災復興などをにらみ「先々は強含み」(問屋筋)とみる向きは多いが、現状は価格が上向きに転じる要素はそろっていない。