2012年4月19日

中国、高強度鉄筋の使用率65%へ 耐震強化

 中国の住宅都市農村建設省と工業・情報化省は、このほど開いた全国高強度鉄筋応用推進会議で、第12次5カ年計画の最終2015年までに引張強度400―500メガパスカルの高強度鉄筋用棒鋼の使用比率を65%と、10年の35%から引き上げる方針を掲げた。335メガパスカルの製品使用を減らし、特に500メガパスカルの普及を図る。

 四川大地震や日本の東日本大震災以降、耐震強化が課題に浮上。高強度化による鉄筋使用の減少で省エネ化と原料使用の削減にもつなげる。