2012年4月25日

鉄スクラップ相場 続落

 大阪地区の鉄スクラップ相場が続落した。同地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2)は、トン当たり3万1500―3万2500円前後。先週20日に東京製鉄が鉄スクラップ買値を引き下げており、地区内でも24日までに電炉各社の値下げが一巡した。

 国内鉄スクラップ市況を下支えしてきた韓国向け鉄スクラップ輸出は、「為替が再び円安に進めば状況は変わる」(商社筋)というものの、新規鉄スクラップ輸出商談は停滞。関東湾岸FAS価格も下落するなど、国内市況下落の要因の一つとなった。