2012年4月27日

インドネシア、原鉱石禁輸 例外の複数案を検討

 インドネシアで銅、ニッケルなど原鉱石の輸出禁輸措置の即時実施回避を求めて交渉している経済産業省製造産業局の上田隆之局長は25日、インドネシアの経済担当調整大臣府のリザル次官と会談した。

 禁輸の即時実施を思いとどまるよう求め、重大な懸念を伝えた上田局長に対して、リザル次官は5月6日からの原則禁輸を説明。輸出を認める策として、鉱山会社が高付加価値化の投資計画を提出するなどの条件付きの運用や新たに輸出税を課す場合などの複数の案を検討していると回答した。上田次官は26日もエネルギー鉱物資源省に禁輸による混乱回避を働き掛けた。