2012年5月8日

東京地区の普通鉄線、上伸材料に乏しい

 普通鉄線は横ばい推移。市中価格は4ミリの規格線がトン当たり13万7000円、一般用線が12万9000円中心。連休が明けた中で市況の停滞感に変化はなく、荷動きにも目立った増減はない。新年度以降は例年の動きにあるように、公共工事向けの出荷が低調。復興関連も、まとまった実需にはつながっていない。市況押し上げの材料が不足する中、こう着商状は続くとみられる。