2012年5月17日

台YUSCO、能力フル操業めざす 中国子会社

 台湾のステンレス鋼板メーカー最大手、燁聯鋼鉄(YUSCO、林義守董事長)は、中国広東省にある子会社の聯衆(広州)不銹鋼で、2012年に粗鋼生産量200万トンとフル操業を目指す。200系(マンガン系)中心に拡販を進め、拡大を続ける中国のステンレス市場を取り込む。台湾の本社工場は東南アジアなど輸出市場の好転をとらえ、12年に冷延生産量で70万トンと前年比16・7%増を計画。合計能力300万トンの両拠点を生かし、アジア圏で存在感を高める考え。