2012年5月17日

独ティッセン、米伯工場売却を検討

 独鉄鋼大手のティッセンクルップは15日、米州事業のブラジル、米国の工場売却を含めた選択肢を検討すると発表した。計画に着手した2007年時点の想定から経済環境が大きく変わったため、低コストのブラジルの鉄源を北米の高級鋼市場開拓に活用する、垂直分業モデルが成り立たない懸念が生じたという。引き続き操業改善などの道を探りながら、他社との提携、売却を含めたあらゆる選択肢を探る考え。

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