2012年5月18日

日鉄住金建材・仙台、2ライン体制復活

 日鉄住金建材は、東日本大震災から1年4カ月で仙台製造所(平山憲司所長)を完全復旧した。震災後、停止していた16インチライン改修が終了、本年6月からは100%能力が出せる布陣とする。6インチラインと合わせて2ライン体制が復活、本格生産を開始できる。さらに16インチラインは今秋をめどにデリバリー対応力の向上を狙い、ロールの位置調整電動化、ロール用立体倉庫を導入、ロールチャンスを増やし、能力を50%引き上げる。

 震災直後から復旧に向けた作業を進め、東北での復興本格化を前にコラムなど製造ラインを整備。デリバリー、品質など体制を強化し、戦力を高める。