2012年5月25日

三菱長崎機工、下水汚泥処理で新技術 7月次世代型プラント建設

 三菱製鋼の関連会社でエンジニアリングメーカー、三菱長崎機工(本社=長崎市)は、工場・処理場における有機系廃棄物のゼロ・エミッション化を実現する新しい環境技術を開発し、長崎市に次世代型下水汚泥処理プラントを建設する。高温高圧で下水汚泥を水熱処理しメタンガスを発生させ、固形燃料化する技術を用いて、CO2の発生を実質ゼロに抑える。

 国内初の実証実験を経て、7月に建設工事を開始し、12月に完工予定。2013年1月から試運転を開始する計画。産官学一体の共同事業として12年度の国の事業に採択された。支援規模は最大6億円。