2012年6月12日

鉄スクラップ世界貿易、総輸入5%減1億トン際

 世界鉄鋼協会(WSA)による2011年の鉄スクラップ貿易量を見ると、最大の輸入国であるトルコ、次いで韓国や中国などのアジア圏への輸入が拡大した。一方でEU圏の輸入は減少したため、総輸入量は約1億480万で4・6%減だった。

 また、輸出についてはドイツをはじめとするEU圏のほか、アメリカやカナダなど北米圏、そしてロシアのいずれも10年より増加した半面、日本からの輸出は2年連続で減少。総輸出量は約1億450万トンで前年比1・5%増だった。